
今回はFXトレードにおけるトレーダーマインドと大衆心理について解説していきます!
メンタル管理がFXには必要です!
というそれらしい言葉、良く聞きますよね。
しかし、残念ですが心の鍛え方なんてものはありません。
あるのは自分の手法への圧倒的信頼だけなんですよ。
圧倒的信頼は自分がかけてきた経験と情熱によってのみ裏付けられるんです!
辛いけど頑張るぞー!耐えるどー!っていう感じの我慢勝負じゃないわけでございます。
そこで今回はFXトレードにおけるメンタルの話と、大衆心理(市場心理)を使ったトレード思考がメインです。
トレードの心理学的な側面については、「大衆心理を利用して利益を上げる!維新流トレード術」圧倒的に分かりやすいです。
今回は維新流トレード術の書評も兼ねつつ、僕自身が実践しているトレーダーの精神論や考え方について書いていきますね。
「大衆心理を利用して利益を上げる!維新流トレード術」は無料でもらえる書籍です。(送料のみ負担)
まだ読んでいない人は、是非読んでみてくださいね。
維新流トレード術:楽観エリアの見極め
まず一番最初に伝えたい最重要ポイントは「自信のあるところだけでトレードする」と言うことです。
僕はトレーダーのメンタル管理というのは心を鍛えるというような類のものでは絶対にないと思っています。「メンタルが鍛えられたら辛いことも耐えられる!」と主張する人もいますが、人間のメンタルって筋肉とは違うと思うんですよね。
例えば、「よし、今日という今日は絶対に利食いを伸ばしまくるぞ!」とか「途中少し逆行しても建値で逃げたりしないぞ!」みたいな事がFXで求められるのか?といえば「違う」わけです。
その日の気分でマインドがコロコロ変わってしまうようなトレード(僕はコレをメンヘラトレードと呼んでいます)をしていたら、正直いつ精神崩壊を起こしてガチのメンヘラになってもおかしくないですからね。
トレーダーにおける自信とは果たして何か?
「大衆心理を利用して利益を上げる!維新流トレード術」中では「楽観エリア」という概念が解説してあります。
自分のトレード手法における楽観エリアを的確に理解できているのか?が重要になってきます。
ちょっと例を出しましょう。
僕の場合であれば第3波が確定しているポイントでは、正直心に物凄く余裕を持ってポジションを抱えながら目標値までホールド出来ます。
下の図を見てください。
青い実線のラインが前回の高値をブレイクしてトレンド入りした第三波が確定してるのが楽観エリアです。
僕が領域でポジションをホールドするときは、強気でホールドしていられます。
「よし、今日は気合い入れてガチホするぞ!」みたいなマインドではありません。
「第3波の波動に波乗りしているんだし、基本的にはまだ伸びていく位置でポジション掴めているから安心安心」というマインドなので、自然とホールドできるんです。
ここで大事なのは、トレーダーがポジションをホールドするときの自信は、確実にロジックに裏付けられていなければダメという事です。
パッとした手法がない人は、とりあえず『第3波だけ取る』を意識してみるだけでトレードが大きく変わります。
どの時間足の3波でも良いです。
とりあえず闇雲にエントリーするんじゃなくて、第3波の中で狙う的を決めておくのです。
要するに「楽観エリア」のみを攻略すればいいよ、と言う意味です。
「大衆心理を利用して利益を上げる!維新流トレード術」の中ではこの領域を楽観エリアと呼び、「値動きを追いかけるのではなく、どのエリアを獲りに行くか」と解説してあります。
まずは狙う領域を先決め、その領域をどう取るのかが手法の役割です。
どの領域を狙うのかはあなたの自由ですが、とにかく先に的を絞るって事が大事です。
そして出来るだけ狙いやすい的を狙うのが鉄則になってきます。
多くのトレーダーにとって、狙うべき的が「第3波」になります。
第3波の中を動いている間は市場心理も楽観モードに入っているので、あなたも大船に乗ったつもりでいればいいですよね。
トレーダーの心理を強化出来るのはこういったロジックからくる自信、そして何度もその領域で勝ち経験を積んだという蓄積された経験値だという事を意識しておいてくださいね。
これ重要なのでしっかりメモですよ!
大衆心理を利用して利益を上げる!維新流トレード術」でその他に学んでおくべき事
「大衆心理を利用して利益を上げる!維新流トレード術」の中で書かれている内容において、これだけは絶対に理解しておいたほうがいい!という項目を紹介しておきます。
①幽霊と相場は寂しい方に出る
FXトレードにおいて絶対にやってはダメな事の1つと言えば「追いかけ」ですよね。
僕がブログの中で紹介しているおすすめ書籍の中の1つに「高勝率トレード学のすすめ」という書籍があります。
その本の中ではトレーダーが敗北していくメインの原因は2つで、「オーバートレードと追いかけエントリー」であると書かれています。これは維新流と一致します。
「大衆心理を利用して利益を上げる!維新流トレード術」の中では追いかけエントリーを撲滅するための啓発として、下記の表現を使って分かりやすく解説されています。
トレードにおいて最もしてはいけない事は、
- 価格が上に動いたから買う
- 価格が下に動いたから売る
②FXは分かるところを分かって解くビジネス
もう1つ重要な考え方を紹介します。
それはFXとはシンプルに「自分が学んできた事を使って、分かる値動きだけを抜いていく」という非常に面白みに欠ける、無味乾燥な作業と言うことです。
これはテストに例えて考えると分かりやすいんじゃないでしょうか。
例えば習っていない範囲から問題が出題されても解けるわけないじゃないですか。
でも、場合によっては「全く知らない問題」ってありますよね。
学校のテストや資格試験だと、それでも何とか回答欄を埋めようとしますが、トレーディングではそんなことはしません。
自分が分かる問題だけを解いていくだけなんです。
あとは全部スルー。
例えば最初に紹介した“楽観エリア”なら、どっちに値動きが発生するか(正確にはしやすいか)は知っているわけなので、自信を持ってエントリーできるじゃないですか。
逆に分からないところ、曖昧なところはやらない。
一般的にこういった態度は「やる気を感じられない!」と怒られそうですが、トレーダーならこれが正しいのです。
個人的には、トレードが難しいのって、これまで僕たちが受けてきた教育や社会的常識とは逆の考えになるからじゃないかな?と思ってます。
あなたがFXで勝てない理由
ここまでの話からあなたがFXで自信を持てていないとすれば、原因は大きく2つあることが分かります。
- 自分がどの問題を解いているのかすら分かっていない。
- 公式を分かっていない。
①は自分にとってどの相場が楽観ゾーンなのか分からずにトレードしている状態です。
どこでも手を出して負けてしまうので、自信がなくなっているわけですね。
②については自分の手法を持っていない、理解していないと言うことですね。
楽観ゾーンが分かっていたとしても、具体的にどう狙うかの手法が無ければ自信が無い輪kです。
とにかく大事な事は、あなたが分かる所を分かる手法で解いていく事です。
分からなければスルー。
分かるところが来るまで待ち続ける。
何もしなくて待つことも、トレードでは大事なのです。
「大衆心理を利用して利益を上げる!維新流トレード術」でメンタル分析!
トレードにおいて、自分のメンタルと日々向き合いながらスキルを磨いていく事が重要です。
しかし、メンタルのコントロールというのはあくまで「ロジック」によって裏付けされているものだという事が大事です。
決して「心の強さ」という曖昧なものじゃないので注意してください。
今回参考書籍として活用した「大衆心理を利用して利益を上げる!維新流トレード術」ですが、この本を通して得られる一番の学びはトレードにおける自信のつけ方の正体がはっきり分かるという事です。
特に楽観エリアの考え方や、分かる所を分かるやり方で獲っていくという思考はめっちゃ大事だと思うのでよーく読み込んで勉強してみるといいと思いますよ。
無料で読める書籍なのに、情報密度が濃い1冊なので今月の課題図書にしてみてください。