
僕はこれまでに200冊以上の投資本を読み漁ってきました。
その多くが全然使えないものばかりでしたが、本当にごく一部ですが素晴らしい書籍もありました。
そこで今回は役立つ書籍をご紹介します。
使える優良書籍でもダントツなのが『投資苑』です。
この投資苑はシリーズで色々出版されています。
いわゆる『投資苑シリーズ』と言われるものです。
投資苑シリーズは『投資苑2』までで十分です。
投資苑シリーズはいい書籍なのです。
しかし、結局『続編』というのは、ドラマにしても映画にしてもやればやるほど、つまらなくなっていくのと同じように、『投資苑シリーズ』もそうなんです。
段々と本が増えるにつれて、過去の焼きまわし感も強くなりますし、最初の「強い思い」が段々と薄まっていくような感じがするんですよね。
しかし、それでも『投資苑2』までは紛れもなく名著です。
『投資苑』で学んべること
投資苑では、以下のようなことが学べます。
- トレーダーとしての心構え
- 大衆心理について
- チャートの読み方
- 経済指標について
- 出来高の重要性
この他にもまだまだ書いてあることはたくさんあるのですが、僕自身がこの本に魅力を感じるのは、『これ一冊で市場のことが8割は分かってしまう』ということです。
本一冊で8割っも分かってしまうなんてすごいことですよ!
本屋で売ってる『チャートの読み方が30分で分かる!』みたいな超初心者向けの本は市場の0.01%ぐらいしか分からないので、それらに比べたら、超濃いことが分かりますよね。
結局トレードは書籍では勝てるようにならないという絶対的事実があるんですが、できるトレーダーなら、一度はみな絶対読んだことがあるのが投資苑です。
しかも、リリースされてからずっとベストセラーですからね、
多くのできる投資家に愛されているということが分かるんじゃないでしょうか。
『投資苑2』で学んで欲しいこと
『投資苑』には、かなりテクニカルの基本が詰め込まれていたのに対して、『投資苑2』では、
- 自己規律面
- トレードはビジェネスであり経営である
- トレードとギャンブルの違い
- 資金管理のルール
- トレード日誌の重要性
- マーケットセレクション
こういった内容が中心となっています。
特に、『資金管理の2%ルール』がとても印象的でした。
これを読めば、なぜ、1トレードで『資金に対して2%までしかリスクをとるべきではないか』ということがよく分かります。
一流な人ほど、『投資苑2』を勧める
ここで僕の個人的な独断と偏見に基づいた所感を申し上げますと、一流のトレーダーになればなるほど、『投資苑』よりも『投資苑2』を推奨する傾向にあります。
ホント、この傾向は「絶対」と言っても良いレベルですよ。
『投資苑』が、テクニカルをかなり触れていたのに対して、『投資苑2』では資金管理や自己規律といった『メンタル面』についての内容が多い。
結局ね、『FXはメンタルビジネス』なんです。
いくらテクニカル分析の知識を増やしていっても勝てません。
むしろ、いろんなことを知りすぎて悩むのがオチ。
移動平均線は上のサインだけど、RSIでは下のサイン、どっち??
みたいな感じで、指標を多く使えば使うほど、お互いに矛盾が生じてわけわからなくなわけですよ。
でも、こういうところで悩む人は肝心なところが抜けている。
トレードは、確率と優位性と『リスクリワード』で勝負するゲームに他ならず、いかにうまく『トータルで勝ち越すことができるのかということ』これが最も大切な視点だということに。
そのためには、
- いかに『1トレードあたりの損失を少なくするのか』
- いかに『チキン利確したくなる自分と向き合うのか』
こういったメンタル面の工夫が必要不可欠なんです。
そして、『お金に対する器』の底上げも必要。
というのもよく、『宝くじで1億当たった人が不幸になる』という話がありますが、あれは紛れもなく1億に見合った器がその人に備わっていないからです。
一億手にしてもそれを使いこなせなければ破産するという真理、それはFXとて例外ではないです。
そういったメンタル面の底上げが出来て初めて一流のトレーダーになります。
そこで役に立つのが『投資苑2』ですね。
そもそも、FXの上達には段階というものがありまして、第一段階としてテクニカル分析などのスキル面、第二段階としてメンタル面と上達していくものです。
第一段階は所詮知識レベルの問題なので、ある程度の理解能力がある人ならすぐに成長できます。
しかし、第二段階の壁はモロ個人差が出るところで、ここでトレーダーとしての成功ができるかどうかの分かれ道になるんです。
だから、一流の人は皆、『投資苑2』のメンタル面関連の書籍を強く推奨されるわけです。
僕自身も今となってはですが、ようやくソチラ側の世界から物申しちゃってますw
ですのでいずれ皆さんが必ず読むべき書籍にはなりますので、早めに一度読んでおくとよいでしょう。
一度読んでからまたしばらくしてから読むと、改めてその価値の大きさに気付かされる書籍の一冊ですね。
そして、『投資苑』のところでもお話ししましたが、この『投資苑2』も中古ですら5000円程しますので、価値が下がらない書籍と言えます。
必要なくなったらブックオフに持っていっても高く売れるので、そこまで損がないというそういう書籍でもありますよね。それでは、ぜひ一度『投資苑2』を手に取ってみてください。