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工務店・ハウスメーカーに嫌われる施主の特徴

家を建てる際に、施主(家を建てる側)と工務店の関係がスムーズであることは、成功した家づくりに欠かせません。

しかし、知らず知らずのうちに工務店に嫌われる行動を取ってしまう施主がいます。今回は、「せやま大学」さんの解説する工務店に嫌われやすい施主の特徴をご紹介します。

これを知ることで、より良い家づくりのパートナーシップを築く手助けになるでしょう。

目次

第5位: 他社の見積もりを頻繁に見せる、他社の悪口を言う

家を建てるにあたって、複数の工務店から見積もりを取るのは当然ですが、他社の見積もりを過度に見せびらかすのは避けましょう。

また、他社の悪口を言うことも問題です。

たとえば、「A社はもっと安くしてくれた」「B社の方が仕事が早い」といった発言は、工務店に対して不信感を与えます。良好な関係を築くためには、必要以上に他社の情報を持ち出さないことが大切です。

A工務店が1000万円の見積もりを提示した際、「B工務店は900万円だった」と頻繁に伝えると、A工務店は嫌な気持ちになり、仕事に対する熱意を失うことがあります。

第4位: 値引きをしつこく求める

家を建てる費用は大きなものなので、予算を気にするのは当然ですが、過度な値引き要求は工務店との関係を悪化させる原因となります。

特に理由もなく「もっと安くしてほしい」と何度も頼むのは避けましょう。値引き交渉をする際は、正当な理由を持ち、お互いに納得できる範囲で話を進めることが重要です。

ある工務店に「もう少し安くなりませんか?」と何度も頼むと、最終的に3%の値引きが得られたが、工務店側のやる気が失われてしまい、結果的に家の品質が下がる可能性もあります。

第3位: 要求や意見が頻繁に変わる

家づくりは大きなプロジェクトであるため、施主の要求が変わることもあります。

しかし、頻繁に意見を変えることは、工務店にとって非常に負担になります。例えば、間取りやデザインを何度も変更すると、その度に図面を引き直す必要が生じ、時間と労力がかかります。

できるだけ事前に家族でしっかり話し合い、要望を明確にしてから工務店と打ち合わせをすることが大切です。

施主が「キッチンはオープン型にしたい」と言った後に、「やっぱりクローズド型がいい」と何度も変更を求めると、工務店はその都度調整が必要となり、作業効率が悪くなります。

第2位: ネチネチと怒る

工務店にミスがあった場合、指摘することは必要ですが、必要以上に怒り続けることは避けるべきです。ミスを指摘した後は、前向きにどう解決するかを一緒に考える姿勢が大切です。

感情的に怒り続けると、工務店との関係が悪化し、作業の質が低下する可能性があります。

施工中に小さなミスがあった際、「どうしてこんなことになるんだ!」と怒鳴り続ける施主は、工務店にプレッシャーを与え、最終的に作業効率が落ちることが多いです。

第1位: 感謝の言葉を言わない

最も重要なことは、工務店の仕事に対して感謝の気持ちを持つことです。

施主と工務店はお金のやり取りを通じてビジネス関係にありますが、それ以上に人間同士の関係が大切です。小さなことでも「ありがとう」と言うことで、工務店のモチベーションが高まり、より良い家づくりに繋がります。

工務店が期日通りに作業を終えた際、「ありがとうございます、おかげでスムーズに進みました」と一言添えるだけで、工務店側も気持ちよく仕事を進めることができます。

番外編: 小さな約束を守らない

時間や書類の提出など、小さな約束を守らない施主も工務店に嫌われやすいです。

打ち合わせの時間に遅れたり、必要な書類を提出しなかったりすると、工務店はその分のスケジュール調整に追われ、仕事が遅れる原因になります。お互いの時間を尊重し、小さな約束を守ることが信頼関係の構築に繋がります。

10時に打ち合わせがあるにもかかわらず、10:30に到着した場合、工務店はその後のスケジュールに支障をきたし、施主との関係にストレスを感じることがあります。

まとめ

以上、工務店に嫌われる施主の特徴トップ5を紹介しました。

これらの特徴に気を付けて、工務店との良好な関係を築きながら、理想の家づくりを進めましょう。感謝の気持ちや誠実な対応が、家づくりを成功させるための鍵となります。

知っておきたい専門用語集

  • 施主:家や建物を依頼する人。工務店や建設会社に対してお金を払い、建築を依頼する立場の人を指す。
  • 見積もり:工事や作業の前に、どれだけの費用がかかるかを事前に提示する書類。これに基づいて契約を進めることが多い。
  • 値引き:商品の販売価格やサービス料金を通常よりも安くすること。家づくりにおいては、工務店に対して費用を少しでも下げてもらうよう依頼する行為。
  • 図面:建物の設計を表した平面図や立面図のこと。間取りやデザインの変更はこの図面に影響を与える。
  • 間取り:部屋やスペースの配置や構成のこと。家の内部がどのように区切られているかを表す。
  • オープン型キッチン:リビングやダイニングと繋がった開放的なキッチン。壁で仕切られておらず、家族とのコミュニケーションが取りやすい設計。
  • クローズド型キッチン:壁やドアで区切られたキッチン。調理中の匂いや音が他の部屋に漏れにくく、プライバシーが確保される。
  • スケジュール調整:建築や作業の進行状況に応じて、作業の順序やタイミングを調整すること。約束の時間に遅れると、この調整が必要になる。
  • 打ち合わせ:施主と工務店が家づくりの内容について話し合う場。細かい要望や仕様を確認するための重要なプロセス。
  • 設計変更:家づくりの途中で、間取りやデザインなどの計画を変更すること。これにより、工事の進行が遅れる場合がある。
  • 調整:建築や工事の進行中に生じる問題や変更に対応して、工務店がスケジュールや内容を調整する行為。
  • 予算:家を建てるためにあらかじめ決められた費用の上限。施主と工務店は、この予算内で最適なプランを進める。
  • 契約:工務店と施主が交わす法的な取り決め。見積もりに基づいて作成され、家づくりの詳細や費用についての合意を含む。
  • 手直し:施工中や完成後に発見された不具合を修正する作業。
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