今回は建築関連のYOUTUBEでよく話題になっているWB工法について解説した動画をご紹介します。
WB工法を広めたのは「職人社長の家づくり工務店」の平松社長です。
WB工法とは何かを分かりやすく解説しておられます。
WB工法の特徴と利点を解説
WB工法は、家の通気性を重視し、湿度や温度をコントロールするための建築方法です。
この工法を採用することで、家の中の空気の質を高め、居住空間を快適に保つことが可能です。
例えば、夏の暑い日でも家の中を涼しく保ち、冬の寒さを防ぐことができます。今回は、この工法の代表的なポイントを解説し、どうして「空気が綺麗」なのか、その仕組みを具体的に説明していきます。
空気の通り道:湿気と結露のコントロール
WB工法の最大の特徴は、湿気を効果的に排出することです。
通常、家の壁には水分が溜まりやすく、これが原因でカビが発生します。
しかし、WB工法では、壁の中に小さな穴があり、湿気が自由に出入りできるようになっています。この仕組みにより、結露を防ぎ、カビの発生を抑えています。通常の工法であれば、結露によるカビや湿気の問題が頻繁に発生しますが、WB工法ではこの問題を解消できるのです。
例として、湿気を大量に発生させた模型が10年以上使用されていますが、WB工法の家ではカビが全く発生していません。このように、湿気を効率よく排出し、空気が常に流れることで、家の中の湿度を快適に保つことができます。
夏と冬の温度管理
WB工法では、家の中の温度を効果的に管理することも可能です。
夏には床下から地熱を利用して冷たい空気を取り込み、家全体を自然に冷やします。床下の温度は外気温が30℃を超える日でも、25℃程度に保たれており、これを利用することでエアコンの使用を減らすことができます。
逆に、冬には自動的に通気口が閉じ、暖かさを逃がさないようにします。こうして、季節に応じて通気口が自動的に開閉し、最適な温度と湿度を保つ仕組みです。
例えば、WB工法を採用した家の中では、夏の間エアコンを使わずに過ごせる日が7月10日頃まで続き、9月中旬にはエアコンが不要になるほどの効果があります。これは通常の家づくりでは考えられないメリットです。
実際の効果とデータ
WB工法の家では、湿度や空気中の化学物質、二酸化炭素濃度などの数値が実際に測定されています。
このデータによると、機械換気を使用しなくても、自然な換気が行われていることが確認されています。
例えば、ペットの匂いや調理後の匂いも、翌日には自然に抜けていくため、部屋に匂いがこもりません。通常の家では、ペットを飼っているとその匂いがこもることがありますが、WB工法の家ではその心配がありません。
通気口の仕組み
WB工法では、特別な通気口が使われており、温度によって自動的に開閉します。
例えば、外気温が30℃を超える暑い日には、通気口が自動的に開いて家の中に涼しい空気を取り込みます。
逆に、寒い日には通気口が閉じ、暖かい空気を逃がさないようにします。
この仕組みにより、電力を使用せずに自然な空気の流れを確保できます。通気口は1日1~2回しか開閉しませんが、その耐久性は非常に高く、テストでは10万回の開閉にも耐えられることが確認されています。
メンテナンスの手軽さ
WB工法のもう一つの大きな利点は、メンテナンスが非常に簡単な点です。
機械換気を使用しないため、換気システムが故障する心配がほとんどありません。
また、万が一通気口が故障しても、交換や修理が容易で、費用も低く抑えられます。例えば、通気口はスプレー潤滑剤を使えば簡単に修理できるため、長期間の使用にも耐えられる設計となっています。
まとめ
WB工法は、湿気や温度を効率よく管理し、快適な住環境を提供する画期的な建築方法です。特に夏と冬の温度管理や、空気の質を高める効果は、他の工法にはないメリットと言えるでしょう。
実際にデータや体感でその効果が確認されており、長期間にわたって快適な住環境を維持できます。
もし興味がある方は、WB工法を採用したモデルハウスを見学してみることをお勧めします。WB工法の家に住んでみると、その快適さを実感できるはずです。
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