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工務店が怖くて言えない断熱材の真実と本当のオススメ断熱材【ゆっくり解説】

注文住宅を建てる際に、断熱材の選び方は非常に重要です。

しかし、断熱材の種類が多く、それぞれの特徴や価格について知っておかないと、どれが適しているのか迷ってしまうかもしれません。

今回は「工務店が言えない注文住宅の真実」さんの断熱材の種類ごとの特徴やメリット・デメリットを解説した動画をご紹介します。

工務店によっては「断熱材は○○じゃないとダメ!」という社長や営業マンがいますが、それらの多くがポジショントークである事実が分かります。様々な角度で断熱材を見ることで、メリットやデメリットが分かってくるでしょう。

目次

1. 代表的な断熱材の種類

断熱材にはさまざまな種類がありますが、今回取り上げられたのは以下の4つです:

  1. グラスウール
  2. 吹き付けウレタンフォーム
  3. ポリスチレンフォーム
  4. セルロースファイバー

それぞれの断熱材には特徴があり、どれが「一番良い」と一概に言うことはできません。重要なのは、施工業者が適切に施工することです。

2. グラスウール:シェアNo.1の断熱材

グラスウールは、今も多くの住宅で使用されており、シェアは50%以上です。

グラスウールの最大のメリットは、価格が安いことです。断熱材として必要な性能を確保しつつ、コストを抑えることができるため、予算が厳しい場合に適しています。

しかし、デメリットとしては施工の難しさが挙げられます。

少しでも隙間ができてしまうと、断熱効果が大きく下がるため、正確な施工が求められます。袋入りタイプと袋なしタイプがあり、袋なしの方が施工ミスが少なく済むという特徴がありますが、その分人件費が上がる可能性があります。

3. 吹き付けウレタンフォーム:隙間ができにくい優れた断熱材

吹き付けウレタンフォームは、最近人気が急上昇しており、シェアも20%以上に増えています。

この断熱材の大きなメリットは、隙間ができにくいことです。

グラスウールと違って、現場で吹き付けることで膨らみ、施工が簡単で隙間なく充填されます。特に、施工ミスが少ないため、高気密・高断熱の家を建てたい場合に適しています。

ただし、デメリットは価格の高さです。10年前と比較しても、グラスウールと比べて50万円から70万円の追加コストがかかる場合もあります。

4. ポリスチレンフォーム:加工が簡単でDIYにも使える

ポリスチレンフォームは、スタイロフォームなどのブランド名で知られています。

この断熱材は、施工や加工が非常に簡単で、DIYでもよく使われます。特に、床下や外壁断熱として使われることが多く、施工のしやすさがメリットです。

一方で、グラスウールと比べて価格が高いため、予算重視の方には不向きかもしれません。また、加工がずれてしまうと隙間ができるため、施工の精度も求められます。

5. セルロースファイバー:高価格な断熱材

セルロースファイバーはシェアは1%程度と少ないですが、断熱材の中でも特に価格が高いことで知られています。

木材を原料としたこの断熱材は、湿度調整にも優れていると言われていますが、実際には他の断熱材と比べて圧倒的な性能差はありません。

最大のメリットは、施工ミスが少ないことです。吹き付けタイプの断熱材で、膨らむことはないため、厚みが均一になりやすく、施工の精度が高いです。

6. 結局どれが良いのか?

断熱材を選ぶ際には、価格、施工の難しさ、性能などを考慮する必要があります。以下のように、自分のニーズに合わせて選ぶと良いでしょう:

  • 予算を重視するならグラスウール:ただし、施工ミスを避けるためには、信頼できる施工業者が必要です。
  • 施工ミスが心配なら吹き付けウレタンフォーム:隙間ができにくく、ミスが少ないため、多少の追加費用を考えても価値があります。
  • DIYや施工の簡便さを求めるならポリスチレンフォーム:加工が簡単で、現場での施工がスムーズです。
  • 高価格でもこだわりたいならセルロースファイバー:湿度調整や施工ミスの少なさに魅力を感じる方に適しています。

最終的には、信頼できる施工業者を選び、適切に施工してもらうことが大切です。どの断熱材を選んでも、施工がしっかりしていれば、十分な断熱性能を発揮します。

まとめ

注文住宅を建てる際に、断熱材選びは家の快適さやエネルギー効率に大きな影響を与えます。

価格や性能だけでなく、施工のしやすさや業者の信頼性も考慮して、自分に合った断熱材を選びましょう。何を優先するかは人それぞれですが、この動画を参考に、自分の理想の家づくりに役立ててください。

知っておきたい専門用語集

  • グラスウール:ガラスを原料にした繊維状の断熱材。コストが安く、広く使われているが、施工精度が断熱効果に大きく影響する。
  • 吹き付けウレタンフォーム:現場で吹き付けることで膨らむ断熱材。隙間ができにくく、施工が簡単だが、価格が高い。
  • ポリスチレンフォーム:プラスチックを原料にした断熱材。施工と加工が容易で、押し出し法やビーズ法といった製法がある。
  • セルロースファイバー:木材や新聞紙を原料にした断熱材。施工ミスが少ないが、価格が高い。
  • 袋入りグラスウール:防湿フィルムがついたグラスウール。湿気を防ぐために袋があるが、施工の難しさは変わらない。
  • フェノールフォーム:ポリスチレンフォームの一種で、グラスウールや他の断熱材よりも断熱性能が高い。
  • イソシアネート:ウレタンフォームの原料で、燃えると有毒ガスが発生するが、通常の使用では問題ない。
  • 防湿フィルム:断熱材に貼られるフィルムで、湿気を通さない役割を持つ。断熱材の劣化を防ぐために使用される。
  • U値:断熱性能を表す指標。U値が低いほど断熱効果が高いことを示す。
  • 熱伝導率:材料がどれだけ熱を通すかを示す指標。熱伝導率が低いほど断熱性能が高い。
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