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住宅ローンに関するよくある質問

人生で最大の買い物のひとつと言われる「家」。その家を購入する際に、ほとんどの人が利用するのが「住宅ローン」です。

しかし、住宅ローンについて分からないことが多いと不安ですよね。

今日は、そんな住宅ローンにまつわる疑問を一気に解決する内容です。

マイホーム購入を検討している方や、すでに住宅ローンを組んでいる方にとっても役立つ情報をお届けします。まずは3つの大きなテーマに分けて解説していきます。

  1. 住宅ローンそのものに関する質問
  2. 住宅ローンを借りる時に気をつけたいポイント
  3. 住宅ローンを借りた後に考えるべきこと

目次

1. 住宅ローンそのものに関するよくある質問

最初に、住宅ローンについて基本的な質問を4つ取り上げます。具体的な数字や事例を交えて解説するので、自分に当てはめて考えてみてください。

今の家賃よりローン返済額が安いならお得だよね?

結論から言うと、一概にお得とは言えません。家を賃貸で住み続けた場合にかかる費用と、マイホームを購入した場合の費用を長期的に比較する必要があります。

例えば、家賃や管理費、火災保険料、引っ越し代などを合計した「賃貸生活30年間のコスト」と、住宅ローンの返済額、購入時の諸費用、固定資産税、修繕費などを合計した「マイホームを30年間所有した場合のコスト」を比べます。

さらに30年後の売却額から諸費用を引いた金額も考慮する必要があります。

ここで重要なのは、誰も未来のことは予測できないという点です。30年後に家をいくらで売れるか、家に何年住むのかはわかりません。つまり、賃貸と持ち家どちらが得かは、正確には誰にもわからないのです。

今は金利が低いから住宅ローンを組むとお得だよね?

金利が低いからと言って、それが必ずしもお得とは限りません。確かに、金利が低いと住宅ローンは組みやすくなりますが、その分住宅の需要が高まり、住宅価格が上がることがあります。特に都市部の中古マンションは最近値上がりしています。

さらに、将来的に金利が上昇すると、変動金利で住宅ローンを借りている人は返済負担が増えるリスクがあります。住宅ローンを組む際は、金利だけでなく、住宅価格や将来の金利変動にも注意を払うことが大切です。

銀行が貸してくれるなら借りても大丈夫じゃないの?

これも一概に言えません

銀行は、あなたが住宅ローンを返済できるかどうかに基づいて貸し出しを行いますが、あなたの生活全体を考慮しているわけではありません

例えば、教育費や生活費に苦労しても、銀行にとって重要なのはローンを返済できるかどうかだけです。また、銀行は担保として住宅を取っているため、最悪の場合は競売にかけて回収することができるのです。

みんなはいくらぐらい借りているの?

2022年度の平均借入額は以下の通りです。

  • 注文住宅: 3,490万円
  • 分譲戸建住宅: 2,850万円
  • 分譲マンション: 3,050万円
  • 中古戸建住宅: 1,754万円
  • 中古マンション: 1,286万円

ただし、平均値に合わせるのは危険です。

人それぞれ、収入や家族構成、生活費が異なるため、借りられる額も違います。自分の手取り収入の30%以内に収めることを目安にしましょう。


2. 住宅ローンを借りる時に気をつけたいポイント

次に、住宅ローンを借りる際に注意すべきポイントをまとめました。

固定金利と変動金利、どっちがいいの?

固定金利は将来の金利変動のリスクを避けるための保険のようなものです。

例えば、3,000万円のローンを組んだ場合、固定金利なら総返済額は3,700万円、変動金利なら3,300万円〜4,100万円になります。金利が低いままなら得ですが、上昇すると負担が増えることになります。

毎月の返済額はいくらが適切?

基本的には、月の手取りの30%以内に収まる額に設定しましょう。例えば、手取りが20万円の場合、返済額は6万円が目安です。

フルローンはあり?

住宅のリセールバリュー(市場価値)が住宅ローンの残債を上回っている場合には、フルローンでも問題ありません。

例えば、3,500万円の価値がある家を3,000万円で購入できる場合、売却しても損をしないため、フルローンを組んでも安心です。


3. 住宅ローンを借りた後に考えるべきこと

最後に、住宅ローンを借りた後に気をつけたいポイントです。

繰り上げ返済はすべき?

繰り上げ返済をするかどうかは、自分の手元のお金を住宅ローンの金利以上で運用できるか、または自由に使えるお金をどれだけ持っていたいかで判断しましょう。

もし金利以上の運用ができるなら、繰り上げ返済の必要はありません

繰り上げ返済をするなら、期間短縮型と返済額軽減型どっちがお得?

結論から言うと、期間短縮型がトータルで支払う金額を少なくすることができます

期間を短くすることで、利息を減らす効果が大きくなるため、返済総額を抑えることができます。


まとめ

住宅ローンは、金利や返済額、借入額を慎重に考える必要があり、簡単に決断することはできません。

自分にとってどの選択肢が最適かを考え、将来のリスクも見据えて賢くローンを組むことが大切です。このブログを通じて、少しでも皆さんの不安が解消され、住宅ローンに関する正しい知識が得られたら嬉しいです。

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