注文住宅】知らずに買うと一生後悔！土地選びのよくある大失敗3選！

2024年10月4日

今回は、初めて家づくりを考える人が陥りやすい土地選びの失敗について、HAPINICEさんの動画の内容を元に詳しく解説します。

土地を購入する際、広さや金額、エリアなどは皆さんがチェックするポイントだと思いますが、それ以外にも重要な確認事項がいくつかあります。ここでは、具体例や数字を交えて、初心者の方にもわかりやすく土地選びの大失敗3選を紹介していきます。

1. 希望の家が建てられない問題

最初に紹介されていた失敗例は「希望の家が建てられない」というものです。土地の広さや形状、地域ごとの法律によって、建てられる家の形や大きさが制限される場合があります。このような制限を知らずに土地を購入すると、理想の間取りが叶わず、後悔することになります。

具体例: 例えば、ある土地を購入した後で、駐車場を確保するためには建物の一部を削らないといけなかったり、庭の広さが想像していたより狭くなってしまうケースがあります。これは建ぺい率（敷地面積に対する建物の占める割合）や容積率（敷地面積に対する建物の延床面積の割合）といった法律の制限によるものです。

また、土地の形状や道路との関係から、外観のデザインに制約が出ることもあります。希望していた広さや外観が実現できないために、家づくり全体の満足度が下がってしまいます。

反対に、土地が実際よりも小さく見えるケースもあります。例えば、何も建っていない更地を見ると、実際の面積よりも20％程度小さく感じることが多いです。そのため、目の錯覚で「この土地では希望の家は建てられない」と判断してしまうこともあります。

解決策: 土地を検討する際には、住宅会社と一緒に現地を確認し、どの程度の大きさの家が建てられるのか、間取りが叶うかをしっかり確認することが重要です。

予算オーバーによる失敗

次に紹介された失敗は「予算オーバー」です。不動産サイトで相場よりも安い土地を見つけた時、つい飛びついてしまいがちですが、安い土地には何かしらの問題が隠れていることが多いです。その結果、購入後に追加費用がかかり、最終的に数百万円も余計にかかってしまうことがあります。

具体例1: 造成費用 例えば、購入した土地が道路よりも高かった場合、車を駐車するために土地を削ったり、土が道路側に流れ出ないように擁壁を設置する必要があります。この造成費用は何百万円もかかることがあり、予算に大きな影響を与えます。

具体例2: 道路費用 また、前面道路が壊れていたり、排水溝が整備されていない場合、これも自分で負担して工事する必要があります。特に土地と道路の間に歩道がある場合、車が入れるように乗り入れ工事を行わなければならず、これに100万円以上かかることもあります。

解決策: 土地を購入する前に、これらの追加費用が発生するかどうかを事前に確認し、全体の予算を見積もっておくことが大切です。

環境の悪さによる失敗

最後の失敗例は「環境の悪さ」です。土地自体の広さや価格が良くても、周りの環境が悪いと長年暮らすうちに大きなストレスになります。ここで気をつけるべきは、ゴミ置き場の距離、匂い、騒音、近隣トラブルなどの要素です。

具体例: ゴミ置き場が家の近くにあると、風向きによっては匂いが家に流れてきたり、ゴミが散乱してしまうことがあります。また、近くに畑や豚舎があると、肥料や家畜の匂いが強くなることもあります。さらに、工場が近くにある場合、日中の騒音が気になることもあります。

近隣トラブルのリスク: 近隣の住民によっては、騒音や境界線でトラブルになるケースもあります。例えば、隣人が「子供の声がうるさい」「バーベキューの匂いが迷惑だ」とクレームを入れてくることもあります。このようなトラブルは一度起きると解決が難しいため、事前に地域の状況を確認しておくことが重要です。

解決策: 土地を購入する前に、現地に複数回足を運び、平日や週末、朝や夕方など様々な時間帯に訪れて環境を確認することが有効です。特に3回以上は現地確認を行い、可能であれば近隣住民にも話を聞いて、実際の住み心地や問題点を直接確認することが大切です。