本記事は、YouTube動画『資産形成が異常に早い人の共通点』の内容を基に構成しています。
資産形成が早い人には共通点がある
同じ年代、同じような給料、同じような投資商品を選んでいるにもかかわらず、資産が増えるスピードに大きな差が出ることがあります。
一方では、数年で目に見えて資産を増やしていく人がいます。もう一方では、10年以上投資を続けているにもかかわらず、思ったほどお金が増えていない人もいます。
この違いは、単に投資センスの差だけではありません。もちろん、S&P500、全世界株式、オルカン、高配当株など、どの商品に投資するかは重要です。しかし、資産形成のスピードを決める最大の要因は、そこではありません。
動画で強調されていた結論は非常にシンプルです。
資産形成が早い人は「元本を増やすこと」に力を入れています。
多くの人が勘違いしている資産形成の本質
投資を始めると、多くの人はまず利回りを気にします。
S&P500がよいのか、全世界株式がよいのか。高配当株がよいのか、成長株がよいのか。利回り7%と8%ならどちらがよいのか。
もちろん、利回りは高いほうが有利です。しかし、資産形成の初期段階では、利回りの差よりも「毎月いくら投資できるか」のほうがはるかに大きな影響を持ちます。
たとえば、毎月3万円を投資する人と、毎月10万円を投資する人がいた場合、どちらの資産形成が早いかは明らかです。利回りが多少違っても、毎月の投資額が大きい人のほうが、資産は圧倒的に増えやすくなります。
100万円が10%増えても、増える金額は10万円です。しかし、毎年100万円を追加投資できる人は、わずか1年で元本そのものを大きく増やせます。
つまり、資産形成期においては、利回りよりも元本の大きさが重要になるのです。
利回りより元本が重要になる理由
動画では、極端な比較として、毎月3万円を利回り12%で投資する場合と、毎月9万円を利回り4%で投資する場合が紹介されています。
一見すると、利回り12%のほうが圧倒的に有利に見えます。しかし、実際には毎月9万円を利回り4%で投資するほうが、資産は大きくなります。
これは、3倍の利回りがあっても、3倍の元本には勝ちにくいということを示しています。
投資初心者ほど「少しでも利回りの高い商品を選びたい」と考えがちです。しかし、資産形成の初期段階では、利回りを1%上げる努力よりも、毎月の投資額を増やす努力のほうが、結果に直結しやすいのです。
資産形成初期と後期では重要なものが変わる
ただし、元本がいつまでも最重要というわけではありません。
動画では、初期投資額が3000万円ある場合の比較も紹介されています。この場合、毎月3万円の追加投資でも、利回り12%のほうが圧倒的に資産が増えます。
つまり、資産形成の初期段階では元本を増やすことが重要ですが、ある程度の資産ができた後は、運用利回りや複利の力が大きく効いてくるということです。
そのため、資産形成では、最初の数年間にできるだけ元本を大きくすることが重要になります。早い段階で投資元本を積み上げておけば、その後は複利の力によって資産が増えやすくなります。
資産形成が早い人は副業を持っている
資産形成期に元本が重要だと分かると、次に考えるべきことは「どうやって元本を増やすか」です。
節約は非常に大切です。支出を減らせば、その分を投資に回すことができます。動画内でも、中古住宅に住む、車を原付に変えるなど、生活コストを下げて元本を捻出した経験が語られています。
しかし、節約には限界があります。生活費を削るだけでは、投資に回せる金額には上限があります。
そこで重要になるのが副業です。
ブログ、YouTube、せどり、動画編集、SNS運用、不動産、アルバイトなど、形は何でも構いません。大切なのは、給料以外の収入源を持つことです。
副業で月5万円を稼げれば、年間60万円です。月10万円なら年間120万円です。しかも、副業収入は生活費ではなく、そのまま投資に回しやすいお金です。
本業収入は家賃、食費、光熱費、通信費などで消えていきます。しかし、副業収入は投資元本として使いやすいため、資産形成との相性が非常に良いのです。
副業収入は将来の大きな資産に変わる
動画では、なすび氏自身の経験として、本業後に夜中までアルバイトをして、月15万円ほどの副業収入を得ていたことが語られています。
当時は非常に大変だったものの、そのお金が将来大きな資産になると考えることで頑張れたといいます。
たとえば、利回り9%で運用した場合、資産は10年で約2.3倍、20年で約5.6倍、30年で約13.2倍になります。
月15万円を投資に回せば、その15万円は30年後に約198万円の価値になる計算です。つまり、今の15万円は、将来の約200万円につながる可能性があるということです。
この考え方は節約にも当てはまります。月5万円を節約して投資に回せば、30年後には約66万円になる可能性があります。
資産形成期のお金は、単なるお金ではありません。将来大きく育つ「種」のようなものです。
資産形成が早い人は他人資本を活用する
さらに資産形成を加速させる方法として、動画では「他人資本」の活用が紹介されています。
他人資本とは、簡単に言えば借入や融資を活用することです。いわゆるレバレッジです。
たとえば、3000万円を借り入れることができれば、一気に3000万円分の元本を持つことができます。もちろん、借金にはリスクがあります。しかし、重要なのは借金そのものが悪いのではなく、そのお金で何を買うかです。
消耗品やギャンブル、価値が残らないものに借金を使うのは悪い借金です。一方で、資産価値のあるものを買い、借入金利を上回るリターンが得られるなら、それは良い借金になり得ます。
経営者や不動産投資家の多くが融資を活用しているのは、借りたお金で価値のある資産を買っているからです。
中古戸建てや不動産投資が元本を増やす手段になる
動画では、住宅ローンを使って中古戸建てを買う方法も紹介されています。
中古戸建ての場合、建物の価値は年数とともに下がりやすいですが、土地の価値は残りやすいという特徴があります。特に土地の比率が大きい物件であれば、将来売却しても大きく値下がりしにくい可能性があります。
また、住宅ローンで自宅を購入すれば、家賃を払う代わりにローン返済を行うことになります。返済が進むほど純資産が増え、浮いた家賃分を投資に回すこともできます。
不動産投資の場合は、家賃収入でローンを返済し、余ったキャッシュフローをさらに投資に回すことも可能です。
ただし、不動産は株式投資よりも個別性が高く、物件選びを間違えると大きな損失につながる可能性があります。そのため、十分な勉強とリスク管理が必要です。
最強なのは全部やる人
動画では、資産形成を最短で加速させる人の特徴として、次のような流れが紹介されています。
・副業で元本を増やす
・節約で投資余力を増やす
・住宅ローンなどを活用して住居費を抑える
・不動産投資などで他人資本を活用する
・増えた元本を株式投資に回す
これらを組み合わせることで、資産形成は雪だるま式に進みます。
一方で、給料1本で積立NISAだけを続ける方法も堅実です。老後資金を作ることが目的であれば、それでも十分に意味があります。
しかし、FIREや早期の資産拡大を目指す場合は、それだけではスピードが足りない可能性があります。その場合は、投資商品選びだけではなく、元本を増やす方法を真剣に考える必要があります。
投資商品選びは最後に考えるべきこと
誤解してはいけないのは、S&P500やオルカン、高配当株が悪いという話ではないことです。
これらはどれも有力な投資先です。しかし、それらはあくまで手段です。
本質は、どれだけ元本を投入できるかです。どれだけ収入源を増やせるかです。どれだけ無理のない範囲でレバレッジを活用できるかです。
投資商品選びだけで人生が大きく変わるわけではありません。人生を変えるほどの差を生むのは、元本の差です。
資産形成が早い人は、投資商品選びが特別に上手い人というより、お金を生み出す力が高い人です。収入を増やし、支出を抑え、元本を増やし、そのお金を資産に変えていく。その積み重ねが、異常なスピードの資産形成につながります。
まとめ
資産形成が異常に早い人の共通点は、投資商品選びにこだわる前に、元本を増やす努力をしていることです。
資産形成の初期段階では、利回りよりも毎月の投資額が重要です。毎月3万円を高利回りで運用するより、毎月10万円を堅実に投資するほうが、資産形成は早く進みやすくなります。
そのためには、節約だけでなく、副業によって収入源を増やすことが大切です。副業収入は生活費に消えにくく、そのまま投資に回しやすいため、資産形成との相性が非常に良いといえます。
さらに、十分な知識とリスク管理がある人は、住宅ローンや不動産投資などを通じて他人資本を活用することで、資産形成をさらに加速させることもできます。
ただし、すべての人が無理に副業や借入をする必要はありません。老後資金を堅実に作ることが目的なら、給料の一部を積立投資に回すだけでも十分に意味があります。
大切なのは、自分の目標を明確にすることです。
老後資金を作りたいのか。早期リタイアを目指したいのか。資産を大きく拡大したいのか。その目的によって、取るべき行動は変わります。
今回の動画が伝えている本質は、投資で成功するためには「何を買うか」だけでなく、「どうやって元本を増やすか」を考える必要があるということです。
資産形成を早めたい人は、今日から投資商品の比較だけでなく、収入を増やす方法、支出を減らす方法、そして元本を大きくする方法にも目を向けてみるとよいでしょう。
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