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 国が財政破綻(はたん)するリスクを取引するデリバティブ(金融派生商品)の一種であるCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)への規制強化を求める声が欧州を中心に高まってきた。
CDSの投機的な取引がギリシャの財政悪化を巡る市場の混乱を増大させたとの見方が強く、6月にカナダで開かれる世界20か国・地域(G20)首脳会議でも主要議題となる見通しだ。
(ロンドン 是枝智、ワシントン 岡田章裕)

 訪米中のギリシャのパパンドレウ首相は9日、オバマ米大統領と会談し、CDSなどの投機的な取引の抑制に協力を求めた。投機筋の売買がギリシャ国債の流通利回りを急騰させ、財政再建を難しくしているとの認識を表明した模様だ。米メディアによると、パパンドレウ首相は会談後、「オバマ大統領から積極的な答えがあった」と語った。  後略

 (2010年3月11日  読売新聞)

CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)というのは、万が一、国が破綻した場合に備える保険です。保険ですので、その国が破綻するリスクが上がるとCDSは高くなります。自動車事故を起こした人の自動車保険の掛け金は高くなるので、ここまでは問題ありません。

でも、CDSが金融商品として、売買されています。CDSを買った人や売りたいと思っている人はCDSが値上がりすれば、つまり、その国が破綻するリスクが増えれば儲かるわけです。ギリシャのCDSを扱う人たちは、相場で儲けるためにギリシャの財政危機をことさらに囃(はや)し立てて、ギリシャの破綻の可能性が高いかのように煽るわけです。

さて、ギリシャはGDP比110%程度の借金を抱えて危機に瀕しています。日本は世界一の借金国で、債務残高がGDP比で200%を超えています。その日本が、CDFがどんどん値上がりし、国債の安全性が下がるととても危険なんです。こういう問題と規制は日本にもおおいに影響があります。