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新刊を紹介いたします。

関西大学で為替を教えている著者である平田先生の強みが発揮された著書ですね。機関投資家のディーラーとして活躍していた著者が、学生や個人投資家を教える中で、得られた知恵を伝えています。

 この本の中に、バブルが膨らんで崩壊に至る事情が解説されています。アメリカに端を発した今回の世界不況はバブル崩壊です。
私は、一昨年までのユーロ高騰、現在の金(きん)の値上がりもバブルであると考えています。本来の価値以上に評価され、値上がりした相場は全てバブルになる危険を孕(はら)んでいるので、その理由を知っておくとはとても大切です。

 為替のみならず、投資信託、外貨預金などの金融商品について、個人の立場に立っての注意すべき内容が網羅されています。商品を販売する金融機関は、一応のリスクの説明はあるものの商品を売るための情報しか書いてありません。金融商品で利益を出し続けるには、それらの本来の姿と相場の基本を知っておくことが大切ですね。

 また、この本は、FXや海外株式投資を手掛ける人にとっての情報入手の方法も教えてくれます。素人である一般の投資家として押さえておくべきポイントが詰め込まれています。こういう内容についての本ですからかなりの読み応えがある本です。初心者の方には、読み応えがありすぎかもしれませんが、幅広い層の方にお薦めしたい本です。

単行本(ソフトカバー): 248ページ
出版社: 技術評論社 (2010/2/26)
言語 日本語
ISBN-10: 4774141771
ISBN-13: 978-4774141770
発売日: 2010/2/26

第1章 「相場のメカニズム」を知らずに投資してはいけない
1 「相場に参戦」という意識が欠如している
2 「相場のメカニズム」とは?
3 実践で「相場のメカニズム」を理解する
4 近視眼的な市場参加者の裏をかくには?
5 買ってはいけない二大金融商品

第2章 相場参戦前に投資の知識を高める
1 ゴールと目標タイムがあるから完走できる
2 リスクとリターンを見える化する
3 時間はお金を増やす尊い資産

第3章 下落相場をチャンスに変えて長期で資産を増やす方法
1 「長期投資」と「長期放置」は似て非なるもの
2 「分散投資」か「集中投資」か?
3 まずは5つの金融市場の理解から
4 長期投資はコストで選ぶ
5 慌てなければチャンスは必ずつかめる

第4章 急激に下げた時は短期売買のチャンス
1 攻撃的なストップ・ロス・オーダーの利用法
2 暴落相場を利用して利益を狙う
3 慌てふためく投資家を尻目に冷静な判断を

第5章 世界の金融市場の動きをつかむ方法
1 「入口」と「出口」を見極めるには世界観が必要
2 世界観に欠かせない基軸通貨米ドルの動き
3 市場に影響を与える金融政策とは何か?
4 上昇か下落か市場参加者の見方が分かる指標
5 市場参加者の「下落の恐怖度」が分かる指数

第6章 超・資産運用法 「絶対リターン」を追求する
1 バランス型の海外分散投資はすでに行っている
2 個人投資家も「絶対リターン」を追求できるようになった
3 「絶対リターン」はこうやって獲得する
4 損失は限定! 安定的なリターンを獲得する